揺れる被写体〜もっと強く愛して〜
もう本当にヤバくて私から顔を背けた。
途中で終わっちゃってどうしていいか分かんない私に「ごめん、スイッチ入り過ぎた」って照れ笑い。
「ちょっとはムラムラ解消出来た?あ、もしかして更に煽っちゃった?」
爆弾発言もいいとこ…!!
「アハ、ごめんね〜?女の子とHはしたことないからその先は分かんないや〜」
って、暴走し過ぎです!!
「わ、私そこまで求めてませんからっ…!充分過ぎて、もうキャパオーバーです…!」
こんな状況でも頭ポンポンしてくれるんですね。
神すぎる……
「キスだけでいいならいつでもしてあげるよ?」
何だ何だ、その小悪魔な笑みは。
ヤバい、ヤバ過ぎるぞ。
レイさんをこれから違う目で見ちゃいそう。
帰り際。
靴を履き終えて振り返りざまに一言。
「あ、それと……気味悪くなんかないから。私の右腕は楓ちゃんだけなんだから、自分責めて辞めるとか言ったら許さないからね?」
「は、はい……」
何でこう……デキる女は簡単に
落ちないシミを落としていくんだろう。
最後の最後まで格好良い。
本気になったらどうするんですか。
私、自信ないですよ?
だってもう………
さっきのキスが頭から離れない………