揺れる被写体〜もっと強く愛して〜





一瞬で眩しい光。
窓から差し込む朝日のような仕上がり。
こんなのも作り出せちゃうんだ。
メイクさんが来て寝グセっぽくセットしてくれる。




ここでやっと出てきた三脚。
あ……もう近くでは撮らないんだ。
と思ったら首にも一眼レフ下げてる。




「さぁ仕上げにかかるよ〜寝起き撮ろうね」




その笑顔、反則だよ。
明るい場所で見る彼女もイキイキしてる。
疲れなんて欠片も見せないでスタッフにも気を配って場を和ませてた。




布団にくるまり寝転ぶ俺に
「また寝落ちしないでね〜」とからかうんだ。
何パターンか撮って歯磨き、ひげ剃り、朝ごはん食べてまたスーツに着替える。




「ハイ、お疲れさまでしたー!」




楽しい時間はあっという間に過ぎていった。




正直、こんなにまだ終わってほしくないって思った現場は初めてだ。
マネージャーも加わり最終打ち合わせ。
話半分程度しか聞けなくて、どうしようもないなって思う。




まだ指先に残る感触と、挑発的な視線……もうあなたのことで頭の中一杯だ。
このまま、終わりたくないよ……





え、打ち上げ……!?




ニヤリ。




そうならそうと言ってよね〜マネージャー。
打ち上げの存在を忘れてました。
アシスタントさんたちを抱えてまたやって来たレイさん。
うわ、私服可愛過ぎる…!
眩しい…!




スタンドカラーのレースブラウスにタイトスカート。
髪も下ろしてて大人っぽい。
ヤバイ、直視出来ない。
撮影時とまた違った雰囲気でいちいち心臓が飛び跳ねる。




でも出来れば隣に座りたい…!






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