揺れる被写体〜もっと強く愛して〜
ドキドキさせようとしたのに結局レイの笑顔にヤラれてる。
何倍も仕返しを受けているんだ。
マネージャーも呼んで大人数で楽しい食事会だった。
どんなに攻めても上手く交わされてお酒の勢いに任せようとしたけど、断然レイの方がお酒強いのとマネージャーに本気で阻止されまくりで撃沈。
笑顔でバイバイされてマネージャーとホテルに帰った。
翌朝、また同じスタジオでの撮影だったけど下着メーカーの撮影でオール女性スタッフでということだったので中には入れず……グスン。
さっきからスタッフさんはよく出入りするけどレイの姿はまだ見えない。
来てないのか?
昨日飲みすぎた…?
「スミマセン、あの、レイさんは?」
昨日も居たアシスタントさんが見えたから思いきって声をかけてみた。
「レイさんなら今は医務室に居ると思いますよ?」
「えっ!どこか悪いの?体調崩した?」
「えっと、そうじゃなくて……仮眠です。最近スタジオ撮りが立て込んでて疲れてらっしゃるだろうからギリギリまで寝ててもらってるんですよ」
「ありがとう…!」
「ちょっと…!誰も通さないことになってますから…!」
聞こえない、聞こえない♪
大丈夫、起こさないから。
少しでも一緒に居たいだけだから。
やっとのことで見つけた医務室。
あれ?鍵がかかってる。
周りを見渡す。
コンコン…!とノックしたら扉が開いた。
髪をかきあげ眠そうな顔で出てきたレイ。
それだけでドキッとさせられる。
「う……ん、楓ちゃん…あと5分お願い…」と言っておぼつかない足どりで僕の胸に抱きついてきた。
支えないと崩れ落ちる為、とっさに抱きかかえる。
急いで中のベットへ。