揺れる被写体〜もっと強く愛して〜
ヤベ……思いきりガキじゃん。
きっと呆れてる。
面倒くさいって思われてる…!
ドア付近に立つ僕の前まで来てくれた。
自分から言っておいて今更恥ずかしいとかありえないから……
「ふーん、そういうキャラなんだ?ジヒョンって」
「え……?」
「かなり我を通すタイプ」
クスッと笑うからバカにされてる気がした。
プイと横を向く。
「レイだけだから……僕をあんな瞳にしたの……自分でも気付かなかった……」
「瞳に宿るって言うの」
「えっ…?」
「気が宿ってんの、だから分かる。瞳を見たらね?」
「それもレイだからだよ?レイだからこそあの瞳になれた…」
「昨日も出来てたじゃん」
「メグミちゃんには悪いけど、レイだと思ってやった…」
「ふーん……じゃあ、やってみせてよ」
「え…?」
「やってって言ったら出来るの?緊張せずに?」
「で、出来るよ…!」
そう言ったら更に一歩近付いて首に手を回しグッと顔を引き寄せられる。
「はい、私が相手だけど…?」
身長差がある為、中腰の体勢になったけどだいぶ顔も近い……
艷やかな唇に視線を落として、再び真っすぐな瞳に捕まる。
この瞳に見つめられたから僕も……
欲しいと思った。
触れてみたい。
触れることが出来たなら……
腰を引き寄せ見つめ合う。
出逢った瞬間から、
僕はあなたに惹かれてた。
あなたの仕草や言動…全て、僕の心をかき乱して仕方ない。
熱い……身も心も熱くなる。