想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
さまざまな場面、映像、言葉がめまぐるしく脳裏でクラッシュしている。データ処理が追いつかないパソコン画面状態だ。
フェローシップのサイトを眺めていた直斗さんの横顔。『いま自分の可能性を広げているところ…』という彼の言葉。
そんなあれこれが、今更ながらに思い出される。
あんなにも忙しいなかで、直斗さんはフェローシップに応募して勝ち取って。より高みを目指して羽ばたこうとしている。
「僕は営業からこの世界に入ったもので。やっぱり一度きちんとデザインを学びたくて」
おめでとうございます、と彼のために言わなくちゃいけないのに。その言葉が出てこない。
直斗さんがチームからいなくなってしまう。
そのことにショックを受けている自分にもまた、ショックを受けていた。
佐倉さんという恋人がいるのに。今までどれだけ仕事で直斗さんに頼っていたのか、思い知らされたから。
分からないことを聞けばなんでも教えてくれた。どんな難題も涼しい顔で処理してみせる彼が隣にいれば、なんの不安もなかった。
フェローシップのサイトを眺めていた直斗さんの横顔。『いま自分の可能性を広げているところ…』という彼の言葉。
そんなあれこれが、今更ながらに思い出される。
あんなにも忙しいなかで、直斗さんはフェローシップに応募して勝ち取って。より高みを目指して羽ばたこうとしている。
「僕は営業からこの世界に入ったもので。やっぱり一度きちんとデザインを学びたくて」
おめでとうございます、と彼のために言わなくちゃいけないのに。その言葉が出てこない。
直斗さんがチームからいなくなってしまう。
そのことにショックを受けている自分にもまた、ショックを受けていた。
佐倉さんという恋人がいるのに。今までどれだけ仕事で直斗さんに頼っていたのか、思い知らされたから。
分からないことを聞けばなんでも教えてくれた。どんな難題も涼しい顔で処理してみせる彼が隣にいれば、なんの不安もなかった。