切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
「美月に少し似てるかも」
「それは阿弥陀如来様に失礼ですよ」
「そんなことないよ。阿弥陀如来に似てる美月と一緒にいればご利益あるかな」
どこか楽しげに言う彼に向かってブンブンと首を横に振る。
「ないですよ」
「ある。毎日美味しいご飯が食べられるし、ぐっすり眠れる」
「それ……ご利益ですか?」
「大事なことだよ」
ふたりで手を合わせて拝むと、次はお守りや御札を見て回る。
身代わり守、厄除け守、招福守、勧学や安産などいりいろある。
なにかひとつ買っていこうかな。
なんて思って見ていたら、横で玲司さんが御朱印帳を購入。
「せっかく来たからね。御朱印もらおうかと思って」
「私もお守り買います!」
そう意気込んでお守りを手に取ったが、玲司さんが面白そうに目を光らせた。
「美月、それ安産守りだけどいいの?」
「わ〜、良くないです」
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