あなどれないね、世唯くん。



「花町さんみたいな子、反応が予想できないからすごく興味ある」


反応が予想できない…とは。
わたしの反応って、千景くんからみたら予想外なことばっかりしてるってこと?


気づいたら、頭の中ぜんぶ千景くんでいっぱい。


「わたしも……千景くんに…興味、ある」

「……へー、じゃあ好都合」


「……うわっ、え……っ?」

「これからもっと、花町さんのこと知れそうだね」


なんて言いながら、わたしの腕を引いてそのままソファに座らせられたかと思えば。


「じゃあ、お近づきになった印に太もも貸してね」

「ふとも……もっ!?」


あわてる間にも、千景くんの頭がコテンと太ももの上に乗っかってきた。


「……あー、柔らくてサイコー」

「ちょっ、ちょっと……っ」


「あ、頭撫でてくれるの?」

「やっ、これは違くて…っ!」


退いてもらうために頭を触ったのに、撫でたなんて誤解をされてしまった。

< 34 / 339 >

この作品をシェア

pagetop