あなどれないね、世唯くん。
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そんなこんなで、千景くんのペースに振り回されながら補習の最終日を迎えた。
本来なら2週間を予定されていたけれど、千景くんの教え方がうまかったおかげで、課題がスラスラ進んでいき、終了が予定よりかなり早まった。
秘密の部屋の場所を教えてもらってから、お昼休憩のときはいつも千景くんを起こしに行くのが役目。
そして、この起こすことも今日が最後。
もっと補習の日が延びたらいいのに……。
少し寂しいな……なんて思いながら、秘密の部屋の扉を開けた。
いつもわたしが起こしに来ると、千景くんは寝ていることがほとんどで起きていることはない。
今日も変わらずきれいな寝顔で、スヤスヤ眠っている。
ソファに横になって眠る千景くんに近づくために、その場にしゃがみこむ。
この寝顔を見ることも今日で最後……。
無防備な寝顔に、そっと手を伸ばした。
普段起きてるときは、こんなふうに触れることは恥ずかしくてできないけれど……。
眠っているのをいいことに、積極的な気持ちが出てくる。