卑劣恋愛
☆☆☆

幸いにも、家が全焼することはなく火は消し止められた。


火災現場となったあたしの部屋からは4人の遺体が発見され、事件として捜査されることになった。


立ち入り禁止となった我が家の前に、父親が立っていた。


そして、黒く焦げた外壁を見つめる。


「ノドカ、お前は間違っていないよ。死を共にするなんて究極の愛情だ。でもお父さんには真似できない、面目上、これから先もお母さんを守らないといけないからね……」


そう呟く父親の手には、お姉さんの写真が握りしめられていたのだった。





END

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