俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?
「涼が大人しい……」
「二人とも涼が偉そうにしてたら注意しなよ」
「別に俺は偉そうなんて思わないぞ、涼はカッコイイし俺はついていくし」
雄星はかなり涼のことが好きらしい
「じゃあ、これからは南が来るなら食べる」
「私がいなくても食べなさいよ」
「涼は野菜嫌いで有名なのよ」
瑠莉が話した
「なんでそんな事で有名なの?」
「1年生の時に遠足があってみんなでカレーを炊くんだったの、その時に具はいらねぇってルーと肉だけくれって言ったのが広まってね」
「うわっ、だっさ」
南は口に出していた
「か、カッコイイじゃないか」
雄星がフォローする
「涼?何で知り会ったばかりの南ちゃんの言うことは聞くんだ?」
隼人が尋ねた
「南はキルのお気に入り」
「そうか、納得」
えー、納得なの?隼人くん
キルと野菜食べることは関係なくない?
「キルか……俺は嫌われてるからな……」
雄星くんも……落ち込みよう半端ないんですけど?
「なんで涼はピーマン食べたんだよ、俺とピーマン嫌い同盟組んでたじゃないか!」
「南が作ってくれて食べさせてくれたから」
「作ってくれた?おい!涼の家に上がったのか?」
「あー、まあ、御礼でね……夕食を作ったの」
「俺も上がらないのに………」
「何で?」
瑠莉が尋ねる
「キルが雄星を吠えるから、雄星が来るなら奥の平屋へ行く」
「南ちゃんは涼とはいつ出会ったの?」
隼人が聞いた