俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?
「彼女も涼の迫力に負けて
〘 ごめんなさい〙
って、それからちゃんと話すことが出来て誤解だってことが解って仲直りできたの」
「へぇ」
「まあ、そっから女子には涼様〜なんて呼ばれるようになったんだけどね」
「涼は言うこと言っただけで、隼人くんとかもフォローがあったんじゃないの?」
「あったね(笑)確かに……南はよく分かるね」
どうみても涼は本能でしか動かないし、隼人くんがいないとあのトライアングルは成立しないと思うんだよね
「男子も涼のこと慕ってるし」
「涼が怒ると怖いからじゃないの?」
「(笑)最初はそう思ったけど今日も涼の周りには男子が集まってたでしょ?」
「まあね……でも……」
それだけで人気者になるとは思わないんだよね
「あっ、そうだ、何か涼のアドバイスとかで男子も彼女できるとか〜そういうのは聞いたことあるかな」
「一番はそれじゃん(笑)」
「かもね(笑)いつまでも雄星は涼の真似しても彼女出来ないみたいだけど」
「格好だけ真似してもね?」
「今や雄星は涼を崇拝してるからね」
マンションに到着する
「涼が南のこと気に入ってるからびっくりしたよ、朝はまた下で待ってるね、明日から部活あるから帰りは一緒に帰れないけど」
「うん、ありがとう」
三階でエレベーターから瑠莉は降りた
五階で南は降り玄関を開ける
「ただいま」
「お帰り、学校どうだった?」
「うん、三階に同じクラスの子がいて朝も一緒に行ったよ、帰りもお昼クラスの子と食べに行った」
「そう、よかったわね」
「うん!」