とろけるような口づけは、今宵も私の濡れた髪に落として。
背中を抱きしめていた手が、私の腕をするりと触り、手を握った。

熱い指先が絡み合ったのと同時にベットに沈んでいく。

天井と彼の顔を見上げながら、私も手を握り返す。

首筋を甘噛みされながら服を脱がされ、火傷しそうなほど熱い彼の手が太腿を撫でると、背中が大きくしなってしまった。

何もかも初めてで、心臓が飛び出しそうなほど飛び跳ねていて。

彼の息遣いがまるで自分のように聞こえてくる距離が、たまらなく私を興奮させた。

何も知らないから、教えてほしい。

一矢くんが好きで、その気持ちを伝える以上にもっとお互いを深く知って繋がる行為を。

「ふ、あっ……っ」

自分の服は乱暴に脱いだくせに、私の服は丁寧に脱がすからくすぐったかった。

服は脱がされ、雨で濡れていた互いの肌が、はりついてそれだけでも私の頭の思考は奪われていく。

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