魔女狩り

巨大な岩石はキリクの目の前で粉々に弾けとんだ。


キリク達は寸でのところで岩石の直撃を免れたのだ。





グレイオスは、未だに状況を呑み込めないでいるゼノスを見ながら、おもむろに溜め息をつくのだった。


一方、遠くでその光景を眺めていた王はというと、眉間に皺を寄せたままキリクの方を見るのだった。


そんなキリクは鎗を突き上げたまま雄叫びを上げるのだった。





キリク
「オオォォォーーーーー!」















その雄叫びに大地は共鳴するのだった。










物凄い爆音が鳴り響き










目の前の大地は火柱をあげるのだった。









それは、最初に騎士団を襲った火柱と同じものであり、その規模は莫大なものであった。


< 35 / 120 >

この作品をシェア

pagetop