俺様課長のお気に入り
「すいませーん」
「はい。あっ、陽菜ちゃんじゃない。どうしたの?」
対応してくれたのは、営業アシスタントの山川さん。
夏美先輩の同期で、私とも仲良くしてくれてる人だ。
「えっと、今日からいらっしゃってる岩崎さんに、書類とか名刺とか届けに来たんですけど」
「ああ、そう。ご苦労様。岩崎さんね。えっと……あっ、あそこにいるわ」
そう指差したのは、窓側の人だかり。
ちょうど逆光になっていてそのお顔はよく見えないけど、周りより頭一つ分飛び出てる長身さんなのはわかる。
「すごいイケメンさんでね、挨拶がすんだ途端に女子社員に囲まれちゃったわ」
「えっ?」
「〝困ったことがあったら、なんでも言ってくださぁい〟攻撃よ。我先に話しかけて、お近づきになってあわよくば付き合いたい、みたいな」
「はあ。イケメンっていうのも、なかなか大変なんですね。あっ、でも逆に喜んじゃう人だったりして」
「ははは。どうだろうね。……と、解散したかな?」
目を向けると、なんだか悔しそうな顔をして散っていくお姉様方の姿があった。
「はい。あっ、陽菜ちゃんじゃない。どうしたの?」
対応してくれたのは、営業アシスタントの山川さん。
夏美先輩の同期で、私とも仲良くしてくれてる人だ。
「えっと、今日からいらっしゃってる岩崎さんに、書類とか名刺とか届けに来たんですけど」
「ああ、そう。ご苦労様。岩崎さんね。えっと……あっ、あそこにいるわ」
そう指差したのは、窓側の人だかり。
ちょうど逆光になっていてそのお顔はよく見えないけど、周りより頭一つ分飛び出てる長身さんなのはわかる。
「すごいイケメンさんでね、挨拶がすんだ途端に女子社員に囲まれちゃったわ」
「えっ?」
「〝困ったことがあったら、なんでも言ってくださぁい〟攻撃よ。我先に話しかけて、お近づきになってあわよくば付き合いたい、みたいな」
「はあ。イケメンっていうのも、なかなか大変なんですね。あっ、でも逆に喜んじゃう人だったりして」
「ははは。どうだろうね。……と、解散したかな?」
目を向けると、なんだか悔しそうな顔をして散っていくお姉様方の姿があった。