俺様課長のお気に入り
「それにしても、その岩崎さんは、なんでケイ君のことを知ってるの?」

「それはですね、週末にケイ君と散歩した時に寄ったカフェで、偶然会ったんです。ケイ君がなぜか失礼男に懐いてしまって、仕方なく話したんですけど……く〜」

「どうした?陽菜ちゃん」

「その時も失礼発言の連発で、終いにはケイ君に〝飼い主の面倒をちゃんと見てやれよ!!〟なんて言ったんですよ。これが怒らずにいられますか!?あの失礼男め〜」


「だぁーれが失礼男だって?」


「うわっ、出た!!
夏美先輩、この人ですよ。失礼男!!」

「お前こそ、失礼なやつだな」

「あはは。失礼っていうより……いいコンビじゃないの」

「どこがですか?このどこがいいコンビだって言うんですか!!」

「だって、こんなふうになってる陽菜ちゃん、良くも悪くも初めて見るもの。
岩崎さん、私この子と同じ総務課の吉田夏美と言います。これからも陽菜ちゃんをかわいがってあげてくださいね」

「もちろんです。こいつ、見てて飽きないので」

そう言って、あの悪い顔でニヤリと笑った。
な、なんか、嫌な感じしかしない。

「じゃあまたな、陽菜。いっぱい食べて大きくなれよ」

「今さら縦のサイズは変わりません!!」

「あはは。陽菜ちゃん本当にかわいい!怒ってもかわいいなんて、もうお姉さん連れて帰りたくなっちゃう」

夏美先輩に、頭をよしよしされた、

「夏美先輩も、私のことをちびっ子扱いしてません!?」
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