俺様課長のお気に入り
一夜明けて、月曜日。


「ワン、ワンワン、ワン」

「あぁ、ケイ君。朝か……んー」

大きく伸びをして、少しずつ頭を働かせていく。

「はあ。昨日はたくさん体を動かしたせいか、よく寝たなあ。
よし、今日も頑張ろう!」


気が沈みがちな月曜日。
気合を入れて出勤した。




「陽菜ちゃんおはよう」

「おはようございます」

「滝本ちゃん、いつも机拭きありがとう」

「どういたしまして」

朝の一通りのルーティーンを済ませて一息ついていると、他の社員が出勤し始めた。


「ひーなーちゃん!おはよう」

「あっ、夏美先輩、おはようございます」

「うーん……よし、いい感じだな」

「何がですか?」

「ん?日曜日に、ケイ君と岩崎さんと3人で出かけるって言ってたけど……いらいらはなさそうね」

「そうですか?ちょいちょい、イラっとしましたけど?」

「うん。でも陽菜ちゃんのこの様子なら、正直楽しかったんじゃない?」

「うっ……不本意ながら、楽しかったです」

「そう。ならよかった。
それじゃあ、ランチタイムにまた詳しく教えてね」

「いいですけど……」

「何?どうしたの?」

「いいえ、別に」

「そう?じゃあ、また後でね」



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