俺様課長のお気に入り
「ん……」
次に目が覚めた時、辺りは薄暗かった。
朝?なのか……
何時なのか、見当もつかない。
あれ……重い。
体を動かそうと思ったのに、身動きがとれない。
何か……お腹の辺りが重い。
その正体がなんとなくわかって、一気に目が覚めた。
「えっ?」
思わず出した声に、何かが反応した。
「か、か、か、要君!?」
「ん?ああ、目が覚めたか?」
狭いシングルのベッドに、私と要君が一緒に寝てる!?
しかも、要君に抱きしめられてるんだけど……
私の戸惑いを無視して、要君は私の向きを変えさせて、向かい合わせにした。
それから!自分の額を私の額に合わせた。
「!?」
「熱は……下がったみたいだな」
状況が飲み込めず、ただ口をパクパクさせる私を見て、要君はクスッと意地悪そうな笑みを見せた。
と、とりあえず、体を起こそう。
私が体をよじりながら起き上がると、要君も上半身を起こした。
「陽菜、覚えてないのか?」
「覚えてないって……何を?」
「こんなふうに、一緒のベッドに入るに至った経緯をだよ。なかなか濃い夜だったのに」
嫌な汗が背中を流れた気がする。
「えぇ???」
真っ赤になっているだろう私を見て、要君はくすくす笑い続けていた。
「な、何があったんでしょうか?」
「さあ、なあ」
思わせぶりな口調に、私はますます慌てた。
「ちょっと、意地悪しないで教えてよ」
「ははは。わかったよ。俺がケイの散歩から帰ってきた時、陽菜はぐっすり眠ってたんだけど、〝寒い、寒い〟って言ってたの。他にかけてやる布団も分からなかったし、俺も疲れてたから、ちょうどいいからここで寝るかってベッドに入ったの。陽菜の寒気も落ち着いたし、俺も眠れたし、ちょうどいいだろ」
「ちょ、ちょうどいいって……」
「よし、元気そうだし、もう大丈夫だな。少し早いけどもうすぐ朝だし、何か作ってやるよ」
次に目が覚めた時、辺りは薄暗かった。
朝?なのか……
何時なのか、見当もつかない。
あれ……重い。
体を動かそうと思ったのに、身動きがとれない。
何か……お腹の辺りが重い。
その正体がなんとなくわかって、一気に目が覚めた。
「えっ?」
思わず出した声に、何かが反応した。
「か、か、か、要君!?」
「ん?ああ、目が覚めたか?」
狭いシングルのベッドに、私と要君が一緒に寝てる!?
しかも、要君に抱きしめられてるんだけど……
私の戸惑いを無視して、要君は私の向きを変えさせて、向かい合わせにした。
それから!自分の額を私の額に合わせた。
「!?」
「熱は……下がったみたいだな」
状況が飲み込めず、ただ口をパクパクさせる私を見て、要君はクスッと意地悪そうな笑みを見せた。
と、とりあえず、体を起こそう。
私が体をよじりながら起き上がると、要君も上半身を起こした。
「陽菜、覚えてないのか?」
「覚えてないって……何を?」
「こんなふうに、一緒のベッドに入るに至った経緯をだよ。なかなか濃い夜だったのに」
嫌な汗が背中を流れた気がする。
「えぇ???」
真っ赤になっているだろう私を見て、要君はくすくす笑い続けていた。
「な、何があったんでしょうか?」
「さあ、なあ」
思わせぶりな口調に、私はますます慌てた。
「ちょっと、意地悪しないで教えてよ」
「ははは。わかったよ。俺がケイの散歩から帰ってきた時、陽菜はぐっすり眠ってたんだけど、〝寒い、寒い〟って言ってたの。他にかけてやる布団も分からなかったし、俺も疲れてたから、ちょうどいいからここで寝るかってベッドに入ったの。陽菜の寒気も落ち着いたし、俺も眠れたし、ちょうどいいだろ」
「ちょ、ちょうどいいって……」
「よし、元気そうだし、もう大丈夫だな。少し早いけどもうすぐ朝だし、何か作ってやるよ」