俺様課長のお気に入り
自分の気持ちに気が付くと、なんだか落ち着かなくなった。
会社にいる時は、要君がいるかもってついつい見回してしまうし、駅や電車内でも同じだ。
とにかく、夏美先輩に相談しよう。

「あはは。そっかあ。ついに陽菜ちゃんも初恋かあ」

って、夏美先輩が豪快に言うから、なんだか恥ずかしくなった。

「岩崎さんなら年上で頼りになりそうだし、陽菜ちゃんのことを大事にしてくれそうだし、お似合いだと思うわよ」

「でも、まだ自分の気持ちに気付いたばかりだし、私、どうしたらいいのかわからないんです」

「どうもこうも、陽菜ちゃんは気持ちを伝えないの?」

「そ、そんなの恥ずかしすぎて無理です」

「うーん、でもねぇ、言わないと伝わらないわよ」

「わかってますけど……それによって今の関係が壊れちゃったら嫌だなあって思ったんです。もうしばらく今のままでいたいです」

「そっかあ。こればっかりは本人しだいだからねぇ」

「先輩……また相談にのってくださいね」

「もちろん。陽菜ちゃんの頼みなら、いつでもOKよ」








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