蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~
「本当に嫌いになってない?」


 立ち上がりかけた彼を引き留めるように、もう一度質問した。もう少しここにいてほしかったのだ。


「どう答えてほしいんだ? 俺に嫌われたかったんだろ」

「どうしてそれを知ってるの?」


 ぼんやりと訊き返す。


「最初から見え見えだ」


 蓮司さんはそう言いながら私の腰に腕を回し、ぐっと引き寄せた。力の入らない私の身体は彼のなすがまま、蓮司さんの腕の中に収まっていた。


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