蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~
「俺たちの同棲も二週間になるが、いろいろな余裕も出てきたようだし、保留にしていた案件をそろそろ進める時期だろう」


〝いろいろな余裕〟がなにを指すのか身に覚えがある私は思わず小さくなったけれど、保留の案件というのがわからない。


「保留……?」


 私が隣の彼を恐る恐る見たタイミングを狙ったように、蓮司さんが口を開いた。


「ベッドだ」

「ベッ……、ベッドは設置いただいたもので十分満足して休ませていただいておりますが」


 的外れと知りつつ、苦し紛れに言ってみる。


「とぼけるつもりならはっきり言うが、セッ──」

「わかりました!」


 その恥ずかしい言葉を聞くまいと、私は両手を上げ大声で彼を制した。


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