極愛恋情~敏腕CEOに愛し尽くされています~
「ま、とにかくそういうことで俺もまたちょくちょく日本へは行けるよ。麻結もこっちに来る機会あるだろうし」
「なんかまだ……実感わかない」

 フランスへはなかなか来れないから、次に織に会えるのはいつだろうって不安になっていた。

 一緒に仕事する機会があるなら、会える時間も増えるはずだ。

「また織に力を借りちゃったね」

 小さいころから私の憧れをたくさん叶えてくれる織に、感謝の気持ちが溢れる。

「力は麻結のものだよ。俺はきっかけを作っただけ」

 織は私の頬を包み込み、柔らかく目を細めた。

「数年は離れて暮らしつつ、ときどきこうして会えると思うけど……ゆくゆくは一緒に暮らそう。場所はどこでも構わない。麻結がいれば、俺はそこで頑張れるから」
「し、織……」

 鼻先を寄せてくる彼に、鼓動が高鳴る。

「ドレス……すごく似合ってる」

 織は至極甘い声でささやくと、私をベッドに押し倒した。レースの波間で私たちは指を絡ませ合い、キスをする。

「あ……っ」

 ふいに、織が首元のスナップを外した。瞬時にドレスの胸元が緩み、心許なくなる。
 はだけた素肌に熱い唇を落とされた。

「麻結に着せる服は、いつか全部俺が作る。そして、それを脱がせるのも俺だけ」

 熱のこもった眼差しに当てられ、私の身体も上気する。

「好きだよ、麻結」
「私も……」

 そして、織の首に両手を回し、自ら口づけた。

 私たちが昔から紡いできた糸は、これからも途切れないよう一緒に長く、長く。
 いろんな色をふたりで集め、結って、編んで。

 かけがえのない一本の(みち)を、この先ずっとふたりで作っていきたい。

 心から大切なあなたと。


 
 Fin.
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