MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
裕一に報告したいことがあって,何より,彼の優しい声が聴きたくて。室内の照明をつけていたら,眩しくて春奈が目を覚ましてしまうかもしれないので,スタンドライトの灯りだけを頼りにスマホを操作して,彼のスマホの番号をコールした。
三コール目で,彼は出てくれた。
『もしもし,美優?昨日はどうも』
電話の向こうから,何やらカチカチ,だかカタカタ,だか音が聞こえてくる。
これは……,マウスかタイピングの音?もしかして,PC使ってたのかな?
「こんばんは。こちらこそ,昨日はありがとうございました。――あの,もしかしてお仕事中……でした?」
いくら本人から「気にしなくていい」と言われても,やっぱり気を遣ってしまう。
もし迷惑だったら,「ごめんなさい,また後でかけ直します」と言うつもりでいたのだが。
『うん,ちょっと連載原稿の手直しをね。でも,急ぎじゃないから大丈夫。――で,どうしたの?』
……それじゃ,さっきの音はやっぱりタイピングの音だったのか。彼はどうやら,ノートPCを使っていたのを中断して,電話に出てくれたようだ。
「あ……,えっと。裕一さんに二つほど,お知らせしたいことがあって」
声を潜めているのは,隣りで春奈がぐっすり眠っているからなのだと説明した。
三コール目で,彼は出てくれた。
『もしもし,美優?昨日はどうも』
電話の向こうから,何やらカチカチ,だかカタカタ,だか音が聞こえてくる。
これは……,マウスかタイピングの音?もしかして,PC使ってたのかな?
「こんばんは。こちらこそ,昨日はありがとうございました。――あの,もしかしてお仕事中……でした?」
いくら本人から「気にしなくていい」と言われても,やっぱり気を遣ってしまう。
もし迷惑だったら,「ごめんなさい,また後でかけ直します」と言うつもりでいたのだが。
『うん,ちょっと連載原稿の手直しをね。でも,急ぎじゃないから大丈夫。――で,どうしたの?』
……それじゃ,さっきの音はやっぱりタイピングの音だったのか。彼はどうやら,ノートPCを使っていたのを中断して,電話に出てくれたようだ。
「あ……,えっと。裕一さんに二つほど,お知らせしたいことがあって」
声を潜めているのは,隣りで春奈がぐっすり眠っているからなのだと説明した。