エリート俺様同期の甘すぎる暴き方~オレ、欲しいものは絶対手に入れる主義だから~
ギシッとベッドがきしむ音で目が覚めた。それと同時に体に感じた倦怠感で、昨日のことを思い出す。
(わたし、昨日……)
羞恥心が蘇ってきて、熱くなった頬を抑える。
ふと顔を横に向けると、そこにはまだぐっすり眠っている拓海の姿があった。こんなふうに無防備な彼の姿を見るのは初めてで、それまで感じていた恥ずかしさなど忘れて、思わずじっと見とれてしまった。
スーッと通った鼻筋に、少し薄めの形の良い唇。眺めていると再び昨日のことが蘇ってきて身悶えてしまう。
(こ、こんなことしてたら心臓がっ……)
あわてて体の向きを変えようとしたとき、拓海の長い腕に力がこもる。それはぎゅっと日菜子を抱き寄せて、彼の胸に密着させた。
急に体が密着し彼の体温がダイレクトに伝わってくる。心地よさを感じる前にパニックになってしまい、日菜子は彼の腕の中で固まった。すると頭上からクスクスという笑い声が聞こえてきた。どうやら拓海が目覚めたらしい。
「おはよう」
「……おはよう」
顔を見ると恥ずかしさでいたたまれないと思い、必死になって拓海の胸に顔を押しつける。しかしそれを彼は勘違いしたようだ。
「いたく、積極的だな」
「ち、違うってば」
慌てる日菜子を見て拓海はまたクスクスと笑い日菜子をぎゅっと抱きしめた。
「ちょっと、残念。体、平気か?」
「うん。ありがとう。大丈夫みたい」