あやかし神社へようお参りです。②
「私がつくったの」
「つくったの!?」
得意げに胸を張る。私は目を瞬かせる。
「一北って絶対に部活に入らないといけないでしょう。でも私折角アルバイトができるようになったのに、勉強と部活で時間がとられるのが悔しくて。だから幽霊部員になっても問題ない部活をつくったの」
「すごいね詩子……」
「折角のJKだからね。遊んで恋してしっかり楽しみたいじゃない」
うすうす感じていたが、詩子はとてもアクティブ性格だ。高校に入ってからは一層拍車がかかっている気がする。
「五人で創部できるから、お願い! この通り!」
顔の前でぱちんと手を合わせた詩子。断る理由も特になく、二つ返事で了承する。
「ありがとー! すっごい助かる! あと一人集めれば創部だよ」
拳を作って喜ぶ詩子。
「もう部員がいるの?」
「私と麻と雪子、あと富岡。ちなみに顧問は水童先生に頼んだよ」
もうそこまで話が進んでいるのか、とぽかんと口を開く。その時、
「いい加減にしろよっ!」
突然大きな声があげられて、ふたりしてびくりと振り返る。騒がしかった教室が一瞬で静まり返った。クラスメイトの視線から、声を荒げたのが富岡くんであることが分かる。
詩子と困惑気味に視線をあわせる。