あやかし神社へようお参りです。②
「────はい! ということで、郷土史研究部は無事、部員が四人揃いました! あと一人、入ってくれそうな人の心当たりはない?」
その日の放課後、部室と言う名の生物準備室に集まったのは、私に詩子、雪ちゃんと富岡くんの四名に加え、顧問の水童先生だ。
反対向きに椅子に座って背もたれに顎を置いて話を聞いていた富岡くんが「隊長、質問です!」と手をあげる。
「なんだね、富岡クン」
腕を組み、胸を張った詩子が調子をあわせる。そんなふたりのやり取りに、雪ちゃんと顔を合わせてクスクスと笑った。
「渡辺が幽霊部員になっても問題ない部活を作りたいってのはもう聞いたから分かってるんだけど、なんで“郷土史研究部”なわけ?」
「良い質問だね!」
こほん、とわざとらしく咳ばらいをした詩子は、机に勢いよく手を付いた。
「月に一回の活動報告を簡単に偽装できるからです!」
詩子以外の三人で顔を見合わせ首を捻った。
「各部活動は、原則として月に一回、活動報告をまとめた報告会が開かれるの。ですよね、水童先生!」
パイプ椅子に腰かけて話を見守っていた水童先生が苦笑いで頷いた。