あやかし神社へようお参りです。②
「麻、麻! 列進んでるよ」
肩を強くゆすられてふと我に返った。きょろきょろと辺りを見回すと、お盆を持った詩子が心配そうに私を見ている。
そうだ、今は食堂で順番待ちをしていたんだった。ひとつ欠伸を噛み殺しながら「ありがとう」と詩子に伝える。
今日から授業が始まって、今はお昼休み。詩子と食堂へ来ていた。
「先に席を取っておくね」
先に頼んだものを受け取った詩子がそう言う。わかった、と頷いて詩子を見送った。
昨日は遅くまで社を手伝っていたため、あまりよく眠れていなかった。それが影響して、今日は麻からずっとうとうとしている。
またぼんやりとしていると、後から「ちょっと」と肩を叩かれた。