しあわせ食堂の異世界ご飯4
コロッケの数は百個あるが、自分たちが食べる分を考えると……八十個くらいの販売が妥当かもしれない。
「私たちが食べる分は、最後に揚げよう。今はお店に出せる分を――」
「なんだい、先に食べてるなんてずるいじゃないかい!」
「あ、エマさん!」
そういえば店先にいたエマには声をかけていなかった。羨ましそうにカミルとシャルルを見たエマは、視線をさ迷わせて「私の分はどこだい?」とコロッケを見た。
「エマさんの分も紙で包むので、ちょっと待ってくださいね」
そう言って、シャルルは器用に新しい紙で袋を作っていく。ふたつ作っただけだというのに、もう手馴れたものだ。
コロッケを入れて、それをエマに渡した。
「器用なもんだねぇ、ありがとうシャルルちゃん」
「いえいえ。とっても美味しいんで、食べてください! 爆発的な人気間違いなし! ですよ!」
「それは楽しみだ」
エマは受け取ったコロッケを食べて、しばし無言で咀嚼をし……そのまま一気に全部たいらげてしまった。
どうやら、かなりお気に召していただいたらしい。目をらんらんと輝かせて、アリアが追加で揚げているコロッケに視線を向けた。
「私たちが食べる分は、最後に揚げよう。今はお店に出せる分を――」
「なんだい、先に食べてるなんてずるいじゃないかい!」
「あ、エマさん!」
そういえば店先にいたエマには声をかけていなかった。羨ましそうにカミルとシャルルを見たエマは、視線をさ迷わせて「私の分はどこだい?」とコロッケを見た。
「エマさんの分も紙で包むので、ちょっと待ってくださいね」
そう言って、シャルルは器用に新しい紙で袋を作っていく。ふたつ作っただけだというのに、もう手馴れたものだ。
コロッケを入れて、それをエマに渡した。
「器用なもんだねぇ、ありがとうシャルルちゃん」
「いえいえ。とっても美味しいんで、食べてください! 爆発的な人気間違いなし! ですよ!」
「それは楽しみだ」
エマは受け取ったコロッケを食べて、しばし無言で咀嚼をし……そのまま一気に全部たいらげてしまった。
どうやら、かなりお気に召していただいたらしい。目をらんらんと輝かせて、アリアが追加で揚げているコロッケに視線を向けた。