しあわせ食堂の異世界ご飯4
 サンドイッチ屋台ではなく、しあわせ食堂のことで外が騒がしいのだろうか。でも、特に何か行うというような話は聞いていない。
 はて?と、ラグウは首を傾げてから「あっ!」と声をあげた。
「もしや、さっき買っていった紙が関係あるんじゃないか?」
 商売で使うためならば、魔法具加工の紙を購入したことも頷ける。ただ、ラグウにはその使い道がさっぱりわからない。
「とりあえず、しあわせ食堂に行ってみないことには始まらんかの!」

 ラグウがしあわせ食堂へやってくると、店の前に人だかりができていた。
「なんじゃなんじゃ、何が始まるっていうんじゃ?」
 人だかりの中心にいるのは、店主のエマだ。どうやら何をするのか、口頭で伝えているらしい。
「これから、しあわせ食堂の新メニューのお持ち帰り販売をするよ!」
 エマの言葉を聞き、ラグウは目を見開いた。
「な、なんと! しあわせ食堂の新メニューのお披露目じゃったか!!」
 それなら、これだけ人が集まってきていることも納得だ。
 ぜひ自分もいただきたいと、ラグウはできている列のほうへ行く。しあわせ食堂のファンとして、こんな一大イベントを見逃すわけにはいかない。
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