しあわせ食堂の異世界ご飯4
「うん、問題ないよ。これから子供向けのメニューを作って、親子連れのお客さんに食べてもらうことにしたんだ」
「へぇ……」
 アリアは倉庫から新しい食材をいくつか取ってきて、ひとり準備を始める。
 準備した食材は、ピーマン、玉ねぎ、ソーセージの三種類。それに加えて、アリアが夜ご飯にいいかもしれないと朝のうちに準備しておいた生地。
「……ほうとうか?」
「うーん、ちょっと似てるかもしれないけど違うよ」
 カミルの答えを否定して、アリアはもう一度倉庫へ行く。
 そこから持ってきたのは、鉄板のプレートだ。前に倉庫で埃を被っていたのを見つけて、いつか使おうと考えていた。
「あ、それ懐かしいな。父さんが、焼いた肉をそこに載せて出してた。鉄板が熱いから、料理が冷めにくいんだ。それを使うのか……?」
 でも、肉じゃないよな?と、カミルが言いたげにアリアを見る。
「お肉以外の料理で鉄板を使ってもいいんだよ。ただ、圧倒的に肉料理で使うことが多いっていうだけで……」
 カミルの言いたいこともわかると、アリアは笑う。
 アリアが準備をしていると、リズが厨房へやってきた。
「アリアお姉さま……」
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