しあわせ食堂の異世界ご飯4
(私だって、まさかジェーロに嫁ぐことになるとは思わなかったしね)
しかも、皇帝陛下と相思相愛になってしまった。
エストレーラにいたころは冷酷な皇帝という噂ばかりで怯えることもあったが、会ってみたらそんなことはなかった。
(他国に軽く見られないように流してた嘘の噂だから、当たり前だけど……)
戦争が終わったばかりだったジェーロは、他国から攻められたりしないよう皇帝が残虐非道だという嘘の噂を流したのだ。
それを聞いたら他国の兵士たちは戦いたいと思わないだろうし、各国の王たちも積極的に関わりは持たないだろう。
そのため、リベルトは外交で出かけることはほとんどない。国内が落ち着いてから強化していくのだと、以前アリアに話してくれた。
それからしばらくは、ふたりで大量のカツを切ることに集中する。この作業が終わっても、もうひと工程やらなければいけないことがあるのだ。
「アリア、卵の準備ができましたよ」
「ありがとうシャルル、大変だったでしょう」
「いえいえ、これくらい余裕ですよ! 両手割りをマスターしましたから!」
シャルルは誇らしげに笑い、手首のスナップを利かせてみせた。
しかも、皇帝陛下と相思相愛になってしまった。
エストレーラにいたころは冷酷な皇帝という噂ばかりで怯えることもあったが、会ってみたらそんなことはなかった。
(他国に軽く見られないように流してた嘘の噂だから、当たり前だけど……)
戦争が終わったばかりだったジェーロは、他国から攻められたりしないよう皇帝が残虐非道だという嘘の噂を流したのだ。
それを聞いたら他国の兵士たちは戦いたいと思わないだろうし、各国の王たちも積極的に関わりは持たないだろう。
そのため、リベルトは外交で出かけることはほとんどない。国内が落ち着いてから強化していくのだと、以前アリアに話してくれた。
それからしばらくは、ふたりで大量のカツを切ることに集中する。この作業が終わっても、もうひと工程やらなければいけないことがあるのだ。
「アリア、卵の準備ができましたよ」
「ありがとうシャルル、大変だったでしょう」
「いえいえ、これくらい余裕ですよ! 両手割りをマスターしましたから!」
シャルルは誇らしげに笑い、手首のスナップを利かせてみせた。