しあわせ食堂の異世界ご飯4
 それでもカミルは気になるようで、どうやって使うんだろうと首を傾げている。
「肉や野菜と一緒に炒める……? スープの中に入れるのは意味がないだろうし、いっそドレッシングの代わりとか……?」
 カミルの提案に、思わず笑いがもれる。味噌はどんな風に使っても美味しいので、今言ったどの方法を使っても問題はない。
 アリアはくすりと笑いながら、「惜しい」と告げる。
「実はスープに溶かして飲むのが定番です!」
 ぴっと指を立てて言えば、カミルはええっ!?と驚いた。何度も味噌を見て、目を瞬かせている。
 大きく開いた口は、塞がっていない。
「これを? スープに? 茶色くなるのか?」
「えーっと……うん、茶色くなるよ。でも、美味しいんだから!」
 きっと、カミルもひと口飲んだら『味噌汁』の虜になるだろうとアリアは思う。
(お腹が空いた深夜とかに、よくこっそり飲んだんだよね)
 体も温まるし、お味噌汁を飲むと満腹感が得られるので夜食にはもってこい。ダイエット中の人は食事の最初に口にすることで、普段より少ない食事でもお腹いっぱいになることができる。
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