しあわせ食堂の異世界ご飯4
「自然の多い国でしたし、体だけは鍛えてましたからね。そんなもんで、給料のよかったジェーロの兵士になったんですよ」
「そうだったんですね」
「少し落ち着いたら、一度里帰りもしようとは思ってるんですけど……なかなか機会もなくて」
なんせ帰るだけでも片道二ヶ月で、往復で換算すると実家への滞在も含めて四ヶ月では足りないだろう。
そんな長期間も仕事を休むのは難しいしと、門番は苦笑する。
「なるほど、里帰りか……」
「い、いえっ! 自分はまだまだ帰るつもりはないので、大丈夫です!」
ふいに聞こえたリントの呟きに、門番がまるで光の早さで反応した。これでは、この国のトップに休みをよこせと遠回しに言ってしまったようなものだ。
事情を知らないエマは苦笑しているが、事情を知っているアリアとしては少し同情してしまう。
のんびり雑談をしている中で、カミルがふとした疑問を口にした。
「アリアとシャルルはエストレーラの出身だろ? リントさんとローレンツさんは、ジェーロの出身ですか? 俺はもちろん、生まれも育ちもここだけど」
「そうだったんですね」
「少し落ち着いたら、一度里帰りもしようとは思ってるんですけど……なかなか機会もなくて」
なんせ帰るだけでも片道二ヶ月で、往復で換算すると実家への滞在も含めて四ヶ月では足りないだろう。
そんな長期間も仕事を休むのは難しいしと、門番は苦笑する。
「なるほど、里帰りか……」
「い、いえっ! 自分はまだまだ帰るつもりはないので、大丈夫です!」
ふいに聞こえたリントの呟きに、門番がまるで光の早さで反応した。これでは、この国のトップに休みをよこせと遠回しに言ってしまったようなものだ。
事情を知らないエマは苦笑しているが、事情を知っているアリアとしては少し同情してしまう。
のんびり雑談をしている中で、カミルがふとした疑問を口にした。
「アリアとシャルルはエストレーラの出身だろ? リントさんとローレンツさんは、ジェーロの出身ですか? 俺はもちろん、生まれも育ちもここだけど」