執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「好きだよ」
鼓膜を震わせたその甘い言葉の意味を理解するのに、数秒かかった。
「え……?」
驚いて顔をあげると、こちらを見下ろす雅文の表情には隠せないくらいの愛情がにじんでいた。
「広瀬のことが、好きだ。最初は話しやすくてかわいい同期だと思っていたけど、一緒に仕事をしているうちにどんどん惹かれて好きになってた」
私は自分に都合のいい夢をみているんだろうか。
だって、みんなの憧れのような存在の雅文が、自分を好きになってくれるなんて。
「広瀬は俺のこと、どう思ってる?」
甘い視線で答えをねだられ、頬が赤くなっていくのを自覚する。どうしよう、心臓が壊れそうだ。
「わ、私も、瀧内くんが好き」
たどたどしく答えると、雅文が驚いたように目を開く。