執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「店舗で研修してたころから、ずっと好きでアプローチしてたのに、広瀬に全然相手にされなくていつもへこんでた」
「嘘だぁ!」
「悪かったな、恋愛下手で」
そう言ってこちらを睨む雅文の頬は赤くなっていた。
「恋愛下手なんて、それこそ嘘でしょ? 瀧内くんはこんなにかっこよくてモテるのに」
私がそう言うと、雅文は綺麗な眉をわずかにひそめて口を開く。
「今まで告白されたことがなかったわけじゃないけど、その相手を自分から好きだとは思えなかった。適当な気持ちで付き合いたくなかったから、恋人ができたことは一度もないよ」
こんなにかっこよくて魅力的な雅文に、恋人がいたことがなかったなんて。
「心から好きになったのも、自分だけのものにしたいと思ったのも、広瀬がはじめて」
驚きの告白に私は思わず固まってしまった。
「瀧内くんは常にモテモテだから、恋愛なれしてると思ってた……。うちの女性社員たちだって、みんな瀧内くんを見てキャーキャー言ってるのに」
「そんなの、好きな人にモテなかったらなんの意味もないだろ」