執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

 じっとりと睨まれ動揺して跳びあがる。
 かわいいことなんて、なにも言ってないんですけど!?

「わかった。もう一回キスさせてくれたら、広瀬の言う通り会社では内緒にする」
「え!」
「ほら」

 早く。と急かすように腕を広げられ、心臓が飛び出そうなほどドキドキしながら彼に近づく。

 さらうように腰を抱き寄せられ、また唇がふさがれた。

 今までの二回よりも、少し長いキス。
 角度を変えて柔らかく唇をはまれ、背筋がとろけてしまいそうになる。

「ん……」

 思わず甘い吐息がもれると、ゆっくりと唇が離れた。
 吐息がふれそうなくらいの距離で、雅文が「こまったね」と小さく笑う。

「唇が離れた瞬間から、またキスがしたくて仕方ない」

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