執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

 楽しくてたまらないといった様子で「広瀬さんのことではなく一般的な話なんですね?」とニヤニヤしながらうなずく。

「そういう場合はそのままお泊りするのが自然な流れじゃないですか?」
「やっぱり」

 となればやはりお泊りの道具や下着をそろえてから雅文の家に行った方がいいのかな。

 大山さんの答えに深刻な表情になっていると、ペンを拾い終えた彼女に肩をたたかれた。

「そんな細かいこと考えないで、場の雰囲気でいいと思いますよ。必要なものはコンビニでだって買えるんだし」
「場の雰囲気……」

 恋愛初心者を相手にそんな高度なことを言われても。

「でも、急にお泊りすることになって普段使いの下着をつけていて、色気がないって幻滅されたりしない?」
「そんなことで幻滅するような相手なら、早めに見切りをつけられて逆にちょうどいいです。広瀬さんが普通の下着を恥ずかしいと思うなら、次はもっとセクシーで可愛い下着でサービスしてあげればいいじゃないですか。ギャップで男の人は二度おいしいですよ」
「いや! 私の話じゃなくて、あくまで一般論としだけどね!?」

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