執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「瀧内くん、こんなところに住んでるの……!?」
「こういうマンションに住んでる男はイヤ?」
不安そうにたずねられ、動揺しながらも首を横に振る。
「べ、別にイヤなわけじゃないけど、すごく立派だから驚いて」
「前に話したけど、学生時代に資金運用でもうけた金があったから、東京に引っ越してくるときに不動産なら資産にもなるし思い切って買ったんだ」
説明を聞きながらコンシェルジュのいるエントランスを抜けエレベーターに乗る。
このいかにも高級そうなマンションの一室が、賃貸ではなく雅文の持ち物だと知ってさらに驚いた。
おじいさんから借りた元手がいくらだったのかは知らないけれど、車やマンションが買えるほどの利益を上げるなんて、トレーダーとしてもやっていけそうだ。
「どうぞ」と扉を開かれ、広いリビングや窓の外に広がる景色に息をのむ。室内も想像以上の豪華さだ。
「すごい景色だね」
そう言って振り返ると、返事のかわりにキスが降ってきた。