執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「あ、あのっ、瀧内くん……」
理性が崩れそうになって慌てて目の前の胸を押し返すと、雅文はまだまだ足りないというような不満顔をしていた。
「わ、私、今日瀧内くんの家にくることになるなんて思ってなくて、なんの準備もしていなくて」
「うん」
「だから、下着とかぜんぜん可愛くないんだけど……、その、大丈夫かな?」
私がそう言うと、目の前の整った顔が一気に赤くなり驚いた表情でこちらを見た。
「下着って!」
雅文の動揺した声に、今のは絶対に失言だったと青ざめる。
しまった。こんなこと言わなきゃよかった。一気に後悔がおしよせてくる。
「変なことを言ってごめん! わ、私こういうの全部はじめてだからよくわからないし、地味な下着でがっかりされたらどうしようって不安になって。もし嫌なら、一回家に帰って着替えてお泊りセットとかも用意してくるから……」
とりつくろうように早口で言い訳をすると、雅文は自分を落ち着かせるように大きく息を吐き出した。