執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「そそそそそそそそそうだよね! 必要だよね!」
「広瀬が止めてくれてよかった。がっつきすぎてあのままなんの準備もなくつっぱしるところだった」
ぶっきらぼうに「危なかった」とつぶやいた雅文の耳たぶは、真っ赤になっていた。
おたがいはじめてで、勝手がわからなくて、ものすごくぎこちないことが、とても嬉しく感じる。
「ちゃんと私のことを考えてくれてありがとう」
照れながらお礼を言うと、雅文が「うん」とうなずいた。
「広瀬のこと。ちゃんと、大事にするから」
真っすぐにそう言われ、彼の誠実さに愛おしさがこみあげる。
「はじめての相手が、瀧内くんでよかった」
「お前、そうやってあんまりあおるなよ。コンビニに行く前に我慢できなくなる」
眉をひそめた雅文に睨まれて、思わずくすくすと笑った。
「行こう」と手を差し出され、うなずいて手を繋ぐ。
並んでコンビニまで歩いて、照れながら必要なものを選ぶ。