執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
なんと言えばいいのかわからなくて、無言でつないだ手に力をこめた。
すると、雅文も私の手を強く握り返してくれた。
そのままふたり頬を赤くして、マンションまで黙って歩いた。
もし明日隕石が飛んできて世界がほろんだとしても、なんの後悔もない。
そんな浮かれたことを考えてしまうくらい、幸せだった。
ベッドの上での雅文は、めまいがするくらい色っぽくてかっこよくて、そしてすごく優しかった。
はじめてで緊張する私を甘く抱きしめ、丁寧に丁寧にこわばる体をとろけさせ、ゆっくりと押し開かれる。
息もできないほどの圧迫感に私が目の前の肩にしがみつくと、雅文は汗でぬれた黒髪の間から「痛い?」と心配そうな視線をこちらにむける。
「……ん」
痛い。だけど、同時にものすごい幸福感もこみあげてきて、涙を浮かべながら首を横に振った。