執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

 雅文が手をのばし、私の手をぎゅっと握った。
 指をからめ恋人つなぎをしながら、甘く腰をゆらしてこちらを見下ろす。

「気持ちよすぎてもう抜きたくない。ずっと朝までこのままでいてもいい?」
「あ、朝までなんて、むり……っ」
「どうして?」
「だって。気持ちよすぎて、おかしくなっちゃう」

 泣きそうになりながらそう言うと、雅文は一瞬黙り込んだあと、顔を赤くして眉をひそめた。

「まどかはほんと、かわいすぎてずるい」

 そう睨まれた私は、思わず息をのむ。

 いつもは私のことを広瀬と呼んでいた雅文に突然名前で呼ばれ、心臓が跳びはねた。

「広瀬は今日から俺の恋人だから、これからはまどかって呼んでもいい?」

 そんなおねだりに、私は何度もうなずく。本当に彼の特別になれたことを実感して、すごく嬉しい。


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