執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

「好きだよ、まどか」

 こめかみにキスをしながらささやかれ、体の奥が熱くなった。

「名前を呼ぶとまどかの体がよろこんで、きゅってしめつけてくるのがわかる」

 くすくすと笑われ、ますます熱くなってしまう。

「やだ。そういうこと、言わないでっ」
「どうして?」
「だって、はずかしい……」
「恥ずかしがるまどかも、すごくかわいい」

 どこまでも優しく甘やかされて、とろとろに溶けてしまいそうだ。

「好きだよ、まどか」
「私も、雅文が好き……」

 甘いささやきがうれしくて、涙を浮かべながら私を組み敷く雅文を見上げる。

「もう一生、まどかは俺のものだから。心も体も全部、俺だけのもの。いい?」

 いつも穏やかでスマートな雅文に独占欲をむきだしにされ、どうしようもなく胸がときめいた。

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