執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「私と雅文はもう恋人じゃないのに、どうしてこうやって私にかまうの?」
「どうしてって。俺はまどかが好きだって伝えたよな?」
「好きだなんて、一時の気の迷いだよ」
抑揚のない声で言うと、雅文がわずかに眉を上げた。
「気の迷い?」
「日本に帰ってきて偶然私に再会して、酔った勢いで一夜を共にして。懐かしさと愛情を混同して勘違いしているだけだよ。どうせ私と雅文とじゃ釣り合わないんだから、さっさと目を覚ました方がいい」
私の言葉を聞くうちに、雅文の端正な顔が苦し気に歪んでいった。
「俺がどれだけまどかを思っていたかも知らないで、勘違いで片付けるのか?」
その低い問いかけに、体の奥がぞくりと震えた。
「三年間、一日だって忘れたことはなかった。ずっとまどかに会いたいと思ってた」
情熱のこもった言葉をぶつけられ、心が激しくゆさぶられる。
「まどか……。この想いを勘違いだって言うなら、目を覚まさせてくれよ」
まるで懇願するような切なげな言葉に目を見開く。
掴んだ腕をひっぱられ、気づけば彼の胸の中にいた。