執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~

 友人の、朋美からだ。こんな朝から電話をかけてくるなんてめずらしい。

「もしもし?」

 首をかしげつつスマホを耳にあてた途端、朋美のしゃくりあげる声が聞こえてきた。

『まどかぁ……』
「ど、どうしたの!?」

 電話越しに聞こえた朋美の涙声に、驚いて目を見開く。

『瞬くんが、また浮気したかも……』

 朋美の彼氏の瞬くんは今まで何度も浮気をしていたけれど、今回の朋美の落ち込みようはいつもとは違う。切羽詰まった状況が声から伝わってきた。

「ちょっと待ってて。とりあえず今そっちに行くから」

 泣きじゃくる朋美を落ち着かせるように言い通話を終える。
 あたりに落ちていた服を拾い集めて急いで服を着終えると、ぐっと腕をつかまれた。

 見上げると、真剣な表情をした雅文が私を見つめていた。

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