執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~



 雅文とふたりでやってきた朋美の部屋。

 インターフォンを押すと、泣きはらして目を真っ赤にした朋美がドアの隙間から顔をのぞかせた。
 私の後ろに立つ雅文の姿を見て、驚いた表情を浮かべる。

 そりゃそうだ。いきなり知らない男を連れてきたら驚くに決まっている。

「ごめん。電話が来たときにふたりでいたから、そのまま来ちゃって」
「あ、もしかして、まどかの元カレの……」

 朋美には以前、雑誌に掲載された雅文の記事を見せたことがあったっけ。
 朋美は雅文の顔を見て、思い出したようにそうつぶやいた。

「瀧内雅文といいます」

 そんな朋美に向かって、雅文は頭をさげる。

「本当にごめんね。私になにか相談したくて電話をくれたのに、知らない人までついて来たら話しづらいよね」

 私は朋美に謝りながらこっそり雅文の腕を掴んだ。


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