執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「私はなにがあっても朋美の味方だから」
力強くそう言うと、朋美の瞳がさらに潤む。
「まどかぁ……」
「瞬くんが反省するまで顔を会わせたくないなら、ここを出てうちに来ればいいよ。私にできることはなんだって協力するから。置手紙を置いて出て行ったら、瞬くんだって少しは反省すると思う!」
私が身を乗り出すと、後ろからコツンと頭を小突かれた。驚いて振り向いた私を見て、雅文があきれたようにため息をつく。
「まどか。少し落ち着け。勝手に家を出ていく方向で話を進めるな」
そう言われ、どうして雅文がそんな冷静でいられるのか理解できずに眉をひそめた。
「落ち着けって……。恋人が妊娠しているのに浮気をするような男を、許せっていうの?」
「そうじゃない。まだ浮気をしているとは限らないんだから、憶測で怒って不安をあおるなって言ってるんだよ」
「でも、瞬くんは今まで何度も浮気をして、バレても土下座して謝ればいいって反省もしてこなかったんだよ?」