執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
そのとき「ただいまー」と明るい声がして、玄関のドアが開く音がした。
三人とも一斉にうしろを振り返る。
「あー。もう超眠い。つかれたー! 朋美ちゃん、癒してー!」
なんてお気楽なことを言いながらリビングに入って来た瞬くんは、そこにいた私たちを見て目を丸くする。
「あれー。まどかさん来てたんですか? それから、ええと」
瞬くんは雅文を指さして少し考え込む。そして思い出したようにポンと手を打った。
「あ。まどかさんの元カレさんだ。昨日はどうもー。まどかさん、昨日会ったときの服のままみたいだけど、もしかして無事よりを戻したんですか?」
「瞬くん、そんな余計な話はいいから」
無邪気に続ける瞬くんを、思いきりひきつった笑顔で遮る。
「それよりも、瞬くん。仕事だって嘘をついて朝までなにをしていたの?」
朋美にそう問い詰められ、瞬くんはぱちぱちと瞬きをした。
「え。なんで嘘って……」
「だってセレクトショップなのに朝まで仕事なんておかしいでしょ? だから不審に思って同僚の人に聞いたの。そしたらいつもどおり帰ったって言ってたよ!」
「うわー。嘘ついてたのバレちゃったの? かっこわるー!」