執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
雅文を信じず、彼の言葉をうのみにした自分がなさけない。
この三年間、雅文を忘れようと必死にもがいていた私は、なんて馬鹿だったんだろう。
「あいつがそんなに惚れてるお前を無理やり俺が抱いたら、きっと瀧内はショックを受けるだろうな」
ぎろりと血走った眼で見つめられ、体が震えた。田端くんがなにをするつもりか悟って、恐怖で足がすくむ。
「こいよ。抵抗しないなら、ちゃんと優しくしてやるから」
そう言って田端くんが私のほうへ腕を伸ばした。
にやにやと笑う表情が怖くてしかたない。
いやだ。この人に指一本だって触れられたくない。嫌悪感で肌が泡立つ。
田端くんの腕を振り払おうとしたとき、目の前がなにかにさえぎられた。
「ふざけんな!!」
怒りを隠さない低い怒鳴り声が聞こえた。
私につかみかかろうとしていた田端くんが誰かに思いきり殴られ、その体が後ろに倒れた。
目を見開くと、そこに立っているのは雅文だった。
「雅文……?」