執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
私が彼女をほめてリラックスさせた分、ちゃんと引き締めてくれる雅文。
甘やかすだけじゃなく、さりげなく活を入れて成長させようとする彼の意図を感じて感心してしまう。
「せ、精一杯頑張りますっ!」
青山さんがそう言うと、雅文は「ん」とうなずいて微笑んだ。
その瞬間、青山さんの顔がゆでだこみたいに真っ赤になった。
そして「じゃあ、おさきに、しつれいしますっ」とぎくしゃくとした動作で裏に入っていく。
そんな彼女を見送りながら、私は思わず苦笑してしまった。
こんなにイケメンな上に、言うことまでかっこよかったら、女の子はだれだってドキドキしちゃうわ。
私もさっき彼の笑顔の破壊力を体感したばかりだから、青山さんの気持ちがすごくよくわかる。
「罪づくりな男だなぁ……」とつぶやくと、雅文は不思議そうに首をかしげた。