執着求愛~一途な御曹司の滴る独占欲~
「それに、専務の息子の俺と仲良くなってたら、いろいろいいことあるかもよ?」
「専務の息子なのは関係ないでしょ。田端くんは田端くんなんだから」
にやにやしながらそう言った田端くんに私が苦笑すると、彼はわずかに眉をあげ「へぇ」とつぶやいた。
「広瀬ってそういうところいいよな。マジで口説きたくなってきた」
「そういう冗談はいいから」
「冗談じゃないって。わりと本気で言ってる。広瀬、今週末用事がないなら一緒にバーベキュー行こう」
今週末は特に用事はないんだけど、どうしようかなぁ……。と迷っていたとき、後ろから腕がのびてきて誰かが私の肩を抱いた。
「悪いけど」
短く言い切ったその言葉に上を向くと、男らしく色っぽい首のラインが見えた。